霊と肉のバランス

霊と肉のバランス

＊かっこ内がシルバーバーチの霊言です。

「霊的なものと物的なもののいずれにも偏らないように配慮しないといけま
せん。物的なことに向けられておられる関心よりももっと多くとは申しません
が、せめて同じ程度の感心を霊的なことにも向けるように努力してください。
あえて断言しますが、人のために自分を役立てようとする行為を真摯（しん
し）に、謙虚に、そして敬虔な気持ちで実行する時、そのための手段が得ら
れなくて挫折するということは決してありません。」

「俗世のことは無視しなさいと言っているのではありません。物的世界で自
我を顕現させている以上は、その世界での義務というものがあります。た
だ、自分の中にも大霊（神）が宿っており、それが自分を通じて働くのだとい
う、この事実を忘れてはいけません。その力は物的世界のいかなる悩み事
をも克服します。」

「人間生活には三つの側面があります。まず第一に霊であり、次に精神であ
り、そして肉体です。人間としての個性を存分に発揮するようになるのはこ
の三つの側面の存在を認識し、うまく調和させるようになった時です。物的
世界にのみ意識を奪われ、物的感覚にしか反応を示さぬ人間は、精神的な
らびに霊的な面においてのみ獲得される、より大きい、より深い、より美しい
喜びを味わうことはできません。反対に精神的なもの、霊的なものばかりの
瞑想的生活から生まれる内的満足のみを求め、この世の人間としての責務
をおろそかにする人は一種の利己主義です。」

死後の世界は霊的なことと精神的なことだけになります。しかし、あえて物
質世界において霊的な成長をするためにこの世に生まれてきたわけですか
ら、この世では人間の三つの側面のバランスを保っていくことに意味がある
のです。

2005.1.11

スピリチュアリズムとは ～霊的真理の普及のために～

霊と肉のバランス

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